2005年02月05日

新潟中越地震 結露やエアコン凍結…大雪でトラブル続出

先月末からの大雪が新潟県中越地震で被災した仮設住宅の住民を悩ませている。雪による生活の不便だけでなく、住宅そのものが雪の重みでゆがんだり、結露やエアコンの凍結といった問題も深刻だ。県の対策も大雪に阻まれ遅れがちで、被災者の不安と不満が募っている。【川久保美紀、長野宏美、吉崎孝一】

 小千谷市内の仮設住宅では、屋根から下ろした雪が窓をふさぐほどの高さに達している。LPガス収納庫が雪に埋もれ、ボンベ交換に支障をきたすケースもあるほか、屋根にひさしがないタイプの仮設住宅ではエアコン室外機に雪が凍り付き、エアコンが利きにくくなるトラブルも増加。「ファンが回る時、ガリガリ音がして驚いた」といった声を受け、県は雪よけカバーの設置を決めた。
 雪下ろしができず、屋根に1メートル以上積もったままの高齢者世帯も目立つ。雪はひさし状にせり出し、出入りに危険が伴う。2メートルの積雪に耐えるはずの仮設住宅だが、重さでゆがみが生じ、壁と天井の間に1〜2センチのすき間ができた部屋もある。
 県は自治会組織を通じて仮設住宅の除雪費用を全額補助することを決めたが、対象は地上の雪を片付ける費用で、屋根の雪下ろしは含まれない。
 雪と寒さで結露も悪化。ある部屋では、天井の7カ所と蛍光灯にビニール袋を張り付け、滴り落ちる水を受ける。袋には黄色い水がたまり、主婦(41)は「気持ち悪い」とこぼす。ペットボトルを取り付けた住民もいる。
 別室の女性会社員(42)が柄の付いたスポンジでふこうとしたら、天井板が持ち上がり、たまっていた水がこぼれてきた。天井板が5ミリほど下がって、すき間ができている部分もあり「落ちてこないかしら」と気をもむ。
 長岡市千歳の仮設住宅に家族3人で暮らす男性(69)方では、結露のため蛍光灯がつかなくなった。水が滴らないよう業者が天井にテープを張ったが、男性は「火事にならないか」と漏電も心配する。東北電力新潟支店によると、実際に結露のためブレーカーが落ちたといった相談も寄せられているという。
 県は結露対策のため換気口設置工事を進めているが、先月中に終える予定が大雪のため大幅に遅れ、全戸終了は今月中旬ごろになる見通しだ。
(毎日新聞) - 2月5日17時26分更新

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